419Xシリーズはコケ易いのか!

冬場の室内サーキットでグリップ剤OKだと、どうしても出てくるハイサイド問題。
僕のホームコースであるスタジアム1(以下スタワン)でもハイサイドする車が多く見られるようになりました。
で、、、、、
スタワンはXRAY T4の使用率が非常に高いのですが、皆さんわりと平気に走ってる感じ。
しかし、、、、
タミヤ勢(419Xシリーズ)はというと、派手に転ぶ車が目立ちます。
勿論、僕の419XRも常にハイサイドとまではいかないものの、インリフトに悩まされていて、切り返しのコーナーなどでは一瞬トラクションが抜けてXRAY勢に詰められてしまいます。
前回のレース前の平日練習では、路面が上がってなかったのでインリフトが起きず、もう少し曲がるようにするため、フロントサスブロックを0.5Gから1Cに変更したところタイムが大幅に上がりました。(フロントの左右サスピン間を狭くしたということ。)

しかし、、、、
レース前日の土曜日、走行車両が増え路面が上がるとどこでもインリフトし、スタワン名物のカミソリコーナーではスロットルを握っていったところでハイサイド。
外フェンスまで飛んで行き、リアダンパーステーが折れました。
「これじゃぁレースにならんなぁ~。」
ということで、フロントを元の0.5Gに戻しレースに臨みましたが、やっぱりアンダーステア。
しかもインリフトしてしまう、、、。
ハイサイドが怖いのでステアリングを多く切れず、結果コーナーを大きく回ってしまう感じでした。
フロントの左右サスピン幅の変更は凄く車の特性が変わります。
狭くすれば車が凄く動くようになりますし、広げればまったり動くようになります。
でもね、、、419XやXRの標準であるフロント0.5Gって他車に比べかなり広いんですよ。
なので、あまり動かないはずなんですけどコケまくる。
「なんでやぁ~!」
と悩みに悩んだのですが、逆転の発想というか、、、、
「フロントいじるよりリアをいじった方がいいんちゃうか!」
と思いフロント固定でリアのセットを変えてみることにしました。
リアサスブロックをいじってみた!
419XやXRのリアサスブロックの標準は、、、
RF=XA
RR=1E
ですよね。

タミヤのサスブロックはアルファベット一つ変わるたび0.8mm変わるので、
フロント0.5Gに対し、リア1Eは、、、、
E,F,G、で1.6mmリアがフロントに対し狭いことになります。
しかも、リアはサスピンでトーインがついているので実際はもっと狭いことになります。
(0.5とか1とかはサスピンのシャーシーからの高さとなります。)
でね、フロントいじってもあまり曲がるようにならない場合、、、、
「じゃぁ、リアのグリップ少し落とすか、、。」
ということになり、リアのトーインを減らすでしょ。
僕もやってましたが、一般的にはRRのサスブロックの幅を狭めるんですよね。
具体的に言うと、、、
・RF=XA、 RR=1E
から、、、
・RF=XA(固定)、 RR=(1Dとか1Cとかに変更)
って具合にです。

ただですね、これやると更にフロントの左右サスピン間に対してリアのサスピン間が狭くなることになるんで、リアのグリップは確かに落ちる感じはするんだけどもリアのロールは残るみたいな変な感じになるんです。
なので逆転の発想してですね、「リアのサスブロックを広げてみよう!」と思い実践しました。
リアサスブロック変更で今までの悩み解消!
僕のXRではなく419Xの方はリアのホィールハブのところに1mmのスペーサーを入れてあるんです。

リアのトレッドを広げているのですが、これがけっこう良かったんですよ。
ただ、コーナーの出口で「おつり」がどうしても出るんですよね。
「おつり」を具体的な表現すると、コーナリング中のリアのロールがコーナー出口でも残り、スロットルを開けリアに荷重が乗ってくと内側に車が入る感じです。
リアトレッド広げるとかなり「おつり」は減るんですけど、完全にという感じじゃなかったのです。
で、今回419XRの方で試したのは、ホィールスペーサーを使用せず、サスブロックでリアトレッドを広げてみること。
具体的には、、、
・RF=XA, RR=1E
から、、、
・RF=X、 RR=1F
です。


これでリアのトーインはノーマルの3度のままで、サスピン間だけ0.8mm広がることになりリアトレッドも0.8mm広がります。
サスブロック変えるとですね、リバウンド、車高、キャンバーなどが変わってきてしまうため、再度アライメントを取り直して走行したところ、かなり良いフィーリングになりました。
この変更、リアのトレッドは広がるのでホィールスペーサー入れたのと同じかと思いきやフィーリングはかなり異なります。
コーナーでですね前後バランスよくロールする感じです。
「おつり」が来ないのでコーナー出口でのステアリングの修正があまりいらなくなりました。
この日はモーターにトラブルを抱えてしまったため、これ以上のセット変更は試せなかったのですが、この状態から、、、
・フロント側のサスブロックを少しだけ狭めて曲がるようにする。
(FとかEとかに。)
または、、、、
・RRではなくRFの方を広げリアのトーインを減らす。
(XをAとかに。)
などを次回試してみたいと思います。
*注意*
今回の記事の内容は、スタワンのようなハイグリップ路面での話です。
屋外サーキットなどのグリップの低い路面では逆効果になると思います。
グリップ低く車が動かない場合は、逆のことを試した方がいいと思います。
*最後に、、、*
今回のセッティング変更に際しアドバイスくれたT田さん(モンチーさんのブログでたまに出てくる金持ち父さん)、有難うございました。
長いRC歴は伊達じゃない!
さすがです!
コメント
コメント一覧 (3)
戸Ⅾさんは凄いですよね。
なんだかんだでスタワン決勝にいますからね!
パワーオンでのズッコケは、
僕がタミヤの時はリアトーを減らしました。
そのなごりで、今の車もリヤトーは約2度で~す。
モーターは良くなりましたか?
あれだと流石の酒井でも厳しいですよね~